活伊勢海老のさばき方はハサミで簡単?味噌汁や刺身レシピも紹介!

活伊勢海老のさばき方はハサミで簡単?味噌汁や刺身レシピも紹介!

伊勢海老のさばき方

海産で高級食材と言えば色々とありますが、見た目にも豪快で家族や仲間に「おおー」と言わせられるのは「伊勢海老」ではないでしょうか?
当店でも伊勢海老は一番の花形と言っても過言ではありません。そんな伊勢海老を買ったり貰ったりした時、どうやって捌いたら良いのか迷いませんか?
生きた伊勢海老を目の前にして、さっと迷いなく捌き、かつ料理をして見せれば、あなたの株が上がることでしょう。

「活伊勢海老をお取り寄せしたことがない!」「伊勢海老のお料理をしたことがない!」という方も心配ご無用です。ここでは生きた伊勢海老の簡単なさばき方から食べ方とレシピ、伊勢海老の豆知識まで伊勢海老のすべてを紹介します。

お祝い事の食事会や海鮮バーベキューであなたの知識を披露して皆を「すごいね!」と言わせてみませんか?

キッチンバサミで簡単!伊勢海老のさばき方

伊勢海老の簡単さばき方

一番悩む伊勢海老のさばき方ですが、実は結構簡単なんです。
伊勢海老さえ暴れなければ。

という事で、生きた伊勢海老のさばき方を紹介します。

1.伊勢海老の下準備 〜伊勢海老を締める〜

下準備として必要なのは締め方。
生きている内は当然動きますし、「ギチギチ」と威嚇音を出しますので、苦手な方はそれだけでもビックリしてしまうかも。

暴れないように押さえつけて捌く事もできますが割と上級編になりますので、締めてから捌くほうが無難です。

生きている伊勢海老の締め方

生きている伊勢海老の締め方としては3つあります。

  1. 伊勢海老の腹の部分に包丁を刺し締める方法
  2. 氷水に伊勢海老を浸け置きして締める方法
  3. そのまま茹でる方法

この中で初めてでも簡単に締められるのは、2番の氷水で締める方法です。

1番の包丁で締める方法は生きた伊勢海老を押さえる必要がありますし、3番の方法は熱湯に入れた段階で伊勢海老が暴れる事がありますので若干危険です。

2番の氷水で締める方法は大きく暴れる事が少ないため、初心者でも簡単にできる、おすすめの方法です。

氷締めの方法

伊勢海老の氷締め方

  1. 大きめのボウル(伊勢海老の全体が入る大きさ)に氷と水をたっぷり用意する。
  2. 伊勢海老全体が浸せる量を基準にしてください。
  3. 20分程度伊勢海老を入れる。

これだけで簡単に締められるので、料理する前に準備しておけば伊勢海老を捌く時も簡単です。

伊勢海老を調理する時の注意点と保存方法

伊勢海老を買ったり貰ったりした時に、まず気をつけて欲しいのは、その伊勢海老が今現在「生きているのか」「死んでいるのか」をチェックすることです。

動いているなら当然すぐわかるのですが、動いていない場合注意が必要です。少しだけ触ってみて動かない場合は、死んでいる可能性があります。この場合、刺身で食するのではなく、加熱調理をするようにしましょう。

また、生きている伊勢海老を扱う時はトゲでケガをしないよう、軍手をするなど十分気をつけて調理してください。

すぐに食べられない場合の保存方法

伊勢海老や貝類は、出来れば届いてすぐに食べていただくのが一番。

生きた伊勢海老なら刺身で本来の味を堪能していただけますが、日がたつにつれ、身が痩せてきますので味も鮮度も落ちていくのは避けられません。

そうは言ってもすぐに食べられない場合、どうしたら良いのか目安をお伝えします。

2~3日以内に食べる場合は送られた状態のまま(氷が入れられた状態以外)涼しい場所で保管してください。
ただし、伊勢海老が「死んでいないか」毎日チェックしてください。もしも伊勢海老が動かなくなってしまった場合は、冷凍保存をおすすめします。

【ご家庭で冷凍保存をする方法】

冷凍保存の場合は伊勢海老の表面を良く洗い、念の為氷締めします。その後、湿らせた新聞紙等で伊勢海老を包み冷凍焼けを防ぐ目的で、その上からラップで巻いて冷凍してください。
そうすることで約3週間ほど保ちます。

ご家庭で冷凍保存した場合は刺身は避け、加熱調理をしていただく方が良いでしょう。

2.伊勢海老のさばき方・湯がき方(ボイル)

伊勢海老のさばき方(キッチンバサミ)

バーベキューで伊勢海老を丸ごと焼く等しない限り、
家庭でお料理をする場合は、1で紹介したように、締めてから伊勢海老を捌くことをおすすめします。

ここでは調理方法に合わせた伊勢海老のさばき方・湯がき方(ボイル)を紹介します。

①伊勢海老のさばき方 刺身編

  1. 伊勢海老全体を良く洗っておく
  2. 頭と身の間の薄い皮をカットしていく
    特に両脇は硬いのでしっかり力を入れてください。
  3. 身を持ってひねりながら引っ張る
    この時ワタも一緒に取れますが取れない場合は身の方についているので後ほど取り除きましょう。
  4. 身を裏返しキッチンバサミで切っていく
    身の側面についている「遊泳脚」を先に切り除いておくと、他の部分が切りやすいです。
  5. 腹の薄い殻をゆっくりと剥がす
    少しづつ確実に取り除いてください。
  6. 指の先やスプーンの柄などを使って殻から身を剥がす
    鋭利ではないステーキナイフなどでも代用できます。

②伊勢海老のさばき方 焼き編

 焼きに使いたい時は、縦割り「真っ二つ」にすると良いでしょう。

  1. よく洗った伊勢海老を裏返して、まな板の上に置きます。
  2. お腹の部分に包丁を入れて切っていきましょう。
    キッチンバサミを使うと簡単、尾っぽの部分から切ると切りやすいです。

③伊勢海老の湯がき方 ボイル編

伊勢海老は、湯がいた(ボイル)だけでも美味しく食べられます。湯がくだけなので簡単に調理できるので、刺身以外の料理にも使えますよ。

  1. 大きめの鍋に伊勢海老が浸る程度の水を入れ沸騰させます。
  2. 締めた伊勢海老を入れます。
  3. 約10分~15分程度茹でます。
    湯が吹きこぼれないよう注意しましょう。

どうでしょう、割と簡単に出来ると感じられたのではないでしょうか?
伊勢海老は下準備で締めておくこと、捌き方の手順さえ間違えなければ刺身にするのは簡単なんです。

伊勢海老をささっと華麗に捌いたら、きっとあなたは彼女や彼氏、ご家族、友人から尊敬される事間違いなし!

伊勢海老の美味しい食べ方レシピ5選

伊勢海老レシピ

高級食材である伊勢海老ですが、食べられる箇所は腰から下にある身の部分のみと意外と少ないので、驚かれる事があります。
だからこそ、食べられる身にぎゅっと詰まった美味しさを味わってほしい。

ここでは、定番の伊勢海老のお刺身やお味噌汁、美味しく楽しく食べられる食べ方、伊勢海老のレシピをご紹介します。刺身で食べられる伊勢海老をあえて加熱していただくお料理も格別ですよ!
もったいないと思うかもしれませんが、ぜひ一度やってみてください。

伊勢海老の刺身

伊勢海老の刺身

生きた伊勢海老でしか食べられないのが刺身です。
伊勢海老の身の甘さやまったりとした食感。
ぜひ堪能してください。

【作り方】

  1. 捌いた身を適度な大きさ(一口大)にカットします。
  2. 大きめの皿に伊勢海老の頭部分を乗せます。
    頭の部分の下に大根のツマなどを入れ少し高くし、足は広げると見栄えがします。
  3. 身を取った殻の下を頭の下におき、生きていた状態のように並べます。
  4. 殻の上にカットした身を並べて完成です。

伊勢海老の味噌汁

伊勢海老の味噌汁

刺身で使った頭の部分を利用します。
刺身を食べ終わったあと、頭の部分を縦半分にカットし、お湯に入れます。
あとは普通に味噌汁を作る要領で大丈夫です。

伊勢海老の殻からの出汁はもちろん、ミソからも良い味を出しますので、いつもと違う美味しい味噌汁になりますよ。
伊勢海老は足やツノの部分にも少ないですが身が入ってます。
お行儀が良いとは言えませんが、カニのようにほじって食べるとまた美味しいですよ。

盛り付けは自由ですが、頭を器にひっかけたりすると豪華です。
また、豪快に作りたいときは伊勢海老をすべてぶつ切りにして入れるのも良いです。
この場合、超高級味噌汁になりますね!

伊勢海老のマヨネーズ焼き

伊勢海老のマヨネーズ焼き

伊勢海老のマヨネーズ焼きは、伊勢海老の身をマヨネーズでコーティングし、オーブンやグリルで焼いて作る美味しい料理です。
ボイルした伊勢海老を使用するので、冷凍された伊勢海老を使うのがおすすめです。

【材料】

伊勢海老、マヨネーズ、パン粉、塩、コショウ、粉チーズ、レモン、パセリ、その他お好みで

【作り方】

  1. ボイルした伊勢海老を縦に半分に切ります。
  2. 伊勢海老の身を一旦取り出し、一口大に切り塩と黒こしょうをふり、殻に戻します。
  3. マヨネーズを伊勢海老の身にたっぷりと塗ります。
    パン粉や粉チーズをお好みで振りかけます。
  4. オーブンなら180℃で約10分程度、良い焼色になったら出来上がります。仕上げにレモンやパセリを振りかけると見栄えも良くなります。


伊勢海老のマヨネーズ焼きは、マヨネーズのコクと伊勢海老の濃厚な味わいが絶妙にマッチし、豪華な一品に。

また、マヨネーズだでではなくソースを工夫することで色々バリエーションも楽しめる料理です。

伊勢海老のオーブン焼き

伊勢海老のオーブン焼き

伊勢海老のオーブン焼きは、オーブンで伊勢海老を焼いて、香ばしく仕上げる料理です。
ガーリックと塩コショウで味付け、パセリを散らすのがオーソドックスですが、ソースを変えてアレンジしてみても良いでしょう。

【材料】

伊勢海老、バター、ガーリック(みじん切り)、パセリ(みじん切り):適量
塩、コショウ、レモン等

ボイルした伊勢海老を使うと調理が楽になります。

【作り方】

  1. ボイルした伊勢海老を適度な大きさにカットします。
    頭の部分は縦半分にした方が見栄え良くなります。
  2. バターを溶かし、ガーリックを加えて炒めます。
  3. 炒めたバターにパセリを加え、さらに炒めます。
  4. オーブンを180℃に予熱します。
  5. 伊勢海老をオーブン皿に並べ、塩と黒こしょうをふります。
  6. 伊勢海老の上から2,3で作ったバターをふりかけます。
  7. オーブン皿をオーブンに入れて、約10分間焼きます。
  8. オーブンから取り出し、伊勢海老の身にレモンを絞ります。
  9. パセリを散らせば完成です。

伊勢海老のオーブン焼きは、バターとガーリックの香りが食欲をそそり、伊勢海老の旨味を引き立てる一品です。

パセリの代わりにお好みの香草を使っても風味が加わり美味しいですよ。

伊勢海老のアクアパッツァとパスタ

伊勢海老のアクアパッツァ

伊勢海老のアクアパッツァは、イタリア料理の一つで、魚介をトマトベースのソースで煮込む料理です。
伊勢海老だけではなく、貝類や魚を加えても良いです。
また、残りはパスタにすると、ソースがパスタと絡み合い、濃厚で旨味のある一品に仕上がります。
塩・コショウで味を整えた後、お好みでパルメザンチーズを加えると、より風味が増します。

【材料(2〜3人前)】

伊勢海老:2尾
オリーブオイル:大さじ2
ニンニク(みじん切り):2片
玉ねぎ(みじん切り):1/2個
トマト缶:1缶(400g程度)
白ワイン:1/4カップ
オリーブ:適量
ケッパー:適量
塩:適量
黒こしょう:適量
バジル(みじん切り):適量

【作り方】

  1. 締めた伊勢海老を頭は縦に、身は殻からはずしてカットしておきます。
    背わたはとっておきましょう。
  2. 鍋にオリーブオイルを熱し、ニンニクと玉ねぎを炒めます。
  3. トマト缶を加え、白ワインを加えて煮立たせます。
  4. 伊勢海老の頭と身を加え、蓋をして中火で約5分間煮込みます。
  5. オリーブとケッパーを加え、塩と黒こしょうで味を調えます。
  6. バジルを加えてさらに1分程度煮込みます。
  7. アクアパッツァを器に盛り付けし、仕上げにバジルを散らせば完成です。

伊勢海老の鍋(イセエビすき)

伊勢海老の鍋(イセエビすき)

冷凍保存の伊勢海老におすすめなのが、伊勢海老鍋です。

伊勢海老の身をそのまま豪快に入れた鍋は、見た目も豪華ですし、伊勢海老の出汁がたっぷり出たお汁を使った締めの雑炊は絶品ですよ!

【作り方】

  1. 通常の水炊きのお鍋のように下味をつけない鍋を用意します。
  2. 冷凍した伊勢海老の表面を流水で綺麗に洗っておき、頭は縦半分にカットし、身はそのまま入れます。
  3. この時にエラ(頭の中にあるヒラヒラした白っぽい部分)と身の方にある小さな遊泳脚はカットしておくと後に食べやすくなります。
  4. お好みの鍋の材料を入れて完成です。
  5. 締めは雑炊がおすすめ。

とにかく調理が簡単なのもおすすめポイント!

伊勢海老は、身の部分を食べますので、殻から身を外す時にはキッチンバサミが適切なので用意しておいてください。
また、作り方には食べやすいように伊勢海老をカットしてください。と書きましたが、あえて豪快に1尾まるごと入れると見た目にも華やかで、インスタ映え間違いなし。
ただし、食べる際には熱々になっているので火傷に注意してくださいね。

カニすきと同じで伊勢海老を食べる時は無言になりますが、それでもワイワイと食べられるし、ボイルした身はポン酢でも塩でも美味しいし、最後の雑炊まで大満足します!

三重県伊勢志摩の伊勢海老の旬は?

伊勢海老

三重県は伊勢海老の漁獲量が多い事で有名であり、伊勢海老の旬と言われると水揚げが解禁される10月〜4月になり、その中でも11月〜12月が最盛期です。

伊勢海老は通年取る事が出来ますが、三重県では伊勢海老の産卵期の保護をするという観点から他の県よりも厳しく規制されていますので、活伊勢海老を手に入れるなら旬の時期に注文しましょう。

また、三重県で伊勢海老を取れる場所は主に「志摩市」「鳥羽市」「南伊勢町」であり、当店の伊勢海老はその中で「志摩市産」を主に取り扱っております。

当店では刺身でも食べられる冷凍伊勢海老の販売もしていますので、通年伊勢海老を食べていただくことが可能となりました。

刺身でも食べられる伊勢海老をあえて加熱調理をすることで、より美味しい料理として味わっていただけると思いますので、ぜひ冷凍伊勢海老と活伊勢海老の食べ比べをしてみてください!

伊勢海老はいくらなの?志摩産伊勢海老の例年の値段を紹介!

伊勢海老新聞紙包み

伊勢海老の相場は市場や水揚げ地、時期によって異なりますが、一般的には高級食材という事もあり比較的高価な価格帯になります。

三重県の場合、200g(1人前くらいの伊勢海老)あたり2,000円〜2,500円(販売価格)程度です。

価格は、水揚げ高にも左右されるため日によって変動する事が多いので、販売店の価格をご確認ください。

また、三重県での漁獲量が減っている関係で近年では価格が高騰しているのが現状ですが、当店ではそんな中でも仕入先を厳選し、お得で美味しい伊勢海老をお届け出来るように努力しております。

三重県伊勢志摩の伊勢海老をお得にお取り寄せするには?

伊勢海老を手にする男性

色々な業者が三重県の伊勢海老をネット上で販売しているため、色々と悩んでしまうと思います。

単純に価格で選ぶ事もできますが、贈答品にするのか、家族で食べるのか、家で食べるのかバーベキューなどに持ってくのか、目的によって選ぶ方が良い買い物ができますよ。
その場合は許容範囲を考えると選びやすいです。

  • 伊勢海老のツノやヒゲが多少折れていても良いか
  • 冷凍でも良いか生きているものが良いか
  • 買う時期は旬が良いのか
  • 大きなものが良いのか

など、自分なりの許容範囲と予算を考えておくと良いでしょう。

伊勢海老は高級食材なので、しっかりと吟味して満足したお買い物をしてください!

地元民からのワンポイント!

実は冷凍伊勢海老、おすすめです。

冷凍伊勢海老というとイメージはあまり良くありませんが、実はそんな事なく、扱いも簡単で、なんと言っても暴れないので調理もしやすいし、保存もきく。
刺身にはあまり向きませんが、それ意外なら生きているものとそんなに変わらないです。

生きた伊勢海老を冷凍保存する方法はお伝えしたと思いますし、当店で用意している冷凍伊勢海老なら刺身でもいけるくらいの保存技術で冷凍されていますので、尚おすすめ。

漁師をしていなくても伊勢海老を貰う事もあったりする関係上、身近なものとして生活してきた地元民の言葉、信じてみませんか?

ブログに戻る

コメントを残す

コメントは公開前に承認される必要があることにご注意ください。