伊勢海老の味噌汁は、伊勢海老料理の代表とも言える人気料理です。
身はボイルや焼き、刺身にした方が美味しく食べられますが、頭の部分は味噌汁にすると、出汁として良い味が出るのでおすすめ!
でも中には「伊勢海老」独特の臭みが気になる方や、以下のような事を感じている方も居るでしょう。
「高級な伊勢海老だから、絶対失敗したくない!」
「美味しい伊勢海老の味噌汁を作りたい!」
そんな方に向け、今回の記事では、
- 失敗しない伊勢海老味噌汁の作り方
- 伊勢海老味噌汁の下処理及び臭み取りの方法
- 伊勢海老味噌汁を作る時に出る黒い汁とは
- 伊勢海老のアレンジ方法
を紹介します。
特別な日やおもてなしの料理として、この記事を読んで伊勢海老味噌汁を作ってみてください!
伊勢海老の味噌汁のレシピはコレなら失敗なし!
伊勢海老の味噌汁は失敗することがほとんどない料理です。
それでも「臭み」が気になる人は、ここで紹介する方法で作る事で、伊勢海老の風味と味わいを最大限楽しめるでしょう。
伊勢海老の選び方!冷凍伊勢海老でも出来る?
活伊勢海老は、尾をバタつかせたりして良く動き、「ギチギチ」という威嚇音を出しているものの方が鮮度が良いです。
また、甲羅が固く頭と身の間が隙間ないもので、ずっしりとした重みがあり、身が太いものを選ぶと良いでしょう。
当店ではその点を考慮して商品を用意しております。
冷凍伊勢海老でも味噌汁を作る事は、もちろん可能です。
この場合しっかりと水洗いをし、お湯の中で茹でて解凍します。
蒸したり、冷蔵庫に入れるなど、他にも解凍方法はありますが、伊勢海老の味噌汁の場合は茹でる方法がおすすめです。
茹でた茹で汁は捨てずに味噌汁の出しとして使用しても良いでしょう。
伊勢海老味噌汁の下処理と臭み取りの方法
伊勢海老の臭みの取り方は色々あります。
今回は、頭の部分で作る伊勢海老味噌汁に最適な下処理の方法と臭み取りの方法を紹介します。
伊勢海老味噌汁の下処理
伊勢海老の殻やツノ、足の表面部分に含まれる成分が匂いの元になりますので、調理する前にしっかりと洗っておきましょう。
伊勢海老味噌汁に適している臭み取りの方法
伊勢海老の臭みを取る為には、殻の表面に含まれている「臭み成分」を洗い流した後、茹でるのが良いでしょう。
茹で汁は一度捨てた方がより臭みをカットできますが、せっかく伊勢海老の出汁が出ていますので使いたいですよね。
茹で汁をそのまま調理するなら、しっかりアクを取ることで臭みを減らす事ができますよ。
基本のレシピと手順
上記を踏まえ、伊勢海老味噌汁のレシピと料理手順を紹介します。
- 伊勢海老の頭の殻・ツノ・足の表面をしっかりと洗う
- 伊勢海老の頭を真っ二つにカットする。
- 沸騰したお湯にカットした伊勢海老を入れる。
- アクをしっかりと取りながら再度沸騰するまで煮立てる。
- お好みの具材を入れる。
- 沸騰したら火を止めてお好みの味噌を入れる。
- 味を調整してネギを散らして完成。
味噌を入れた後は沸騰しないように注意しましょう。
また、頭の殻の内側にあるエラ(灰色の細かい毛が生えているビラビラ)は食べられませんのでとっておきましょう。
具材についてはお好みで大丈夫です。
具材で食感や風味の変化を楽しめるのも味噌汁の良い所です。
「豆腐」や「野菜」などは栄養価の高い味噌汁になりますし、「あおさ」などの海藻類もより磯の香りが楽しめる伊勢海老味噌汁になります。
色々とアレンジして、あたたのオリジナルレシピを完成させてください。
ここで!伊勢海老の味噌汁をもっと知りたい方へ!
この度、当店では「やっぱり料理人〝プロ″の話も聞きたい!」ということから、地元、三重県志摩市の宿に取材をお願いしました。
今回取材させていただいた宿は!「賢島の宿 みち潮」さんです。ぜひこちらも記事をご覧ください。
伊勢海老味噌汁の味噌は何味噌が良い?
「伊勢海老味噌汁って何味噌がおすすめなの?」
この疑問への答えは「お好みで」です。
伊勢海老は「赤味噌」「白味噌」「合わせ味噌」「田舎味噌」どれでも合います。
ですから、お好みで選ぶのが正解。
伊勢志摩地方では赤味噌を使うことが多いですが、当店の店長は「白みそ派」です。
また当店が実施したインスタのアンケートでは「赤みそ派」さんが多かったですね。
正解は無いので、お家の味で作ってください。
伊勢海老味噌汁を作る時に黒い汁が出る?これって何?
伊勢海老を捌いている時に出てくる黒い汁は、伊勢海老の体液です。
まな板などに付くとすぐに固くゼラチン状になりますが、特に悪いものでは無いので問題はありません。
洗い流してください。
また、真っ二つに捌いて茹でた時に黒く濁る場合もあります。
これはエラの近くにある「砂袋」を取り除く事で防ぐ事ができます。
伊勢海老味噌汁の簡単アレンジ方法
伊勢海老の味噌汁が残ってしまった場合は、以下のアレンジを試してみてください。
新しい味の発見になりますよ。
伊勢海老味噌汁のリゾット
残った味噌汁にご飯を加え、中火で炊き込むだけで、簡単にリゾットが完成します。
仕上げにチーズやバターを加えると、よりリッチな味わいに。
伊勢海老味噌汁のカレーうどん
カレールーやレトルトを使って簡単にカレーうどんに。
残った味噌汁が隠し味になって、マイルドな美味しさになります。
紹介したアレンジレシピ以外にも「ラーメン」や「ドリア」なども可能。
伊勢海老を使っているので、普段の定番メニューでも豪華になりますよ。
伊勢海老の頭以外を使ったアレンジ方法は?
伊勢海老の身は、噛むと甘みがあり「プリッ」とした弾力があります。
その身を使って「アクアパッツァ」や「パスタ」「オーブン焼き」などの洋風料理から「刺身」「和え物」などの和風料理まで何にでも合います。
「炒めもの」や「サラダ」などは豪華アレンジに利用もできます。
まとめ
今回は、伊勢海老の味噌汁の失敗しない作り方と作る時に疑問に思う事を紹介しました!
- 伊勢海老味噌汁を作る時の最適な臭みの取り方は「茹でて」「アクを取る」
- 伊勢海老味噌汁の失敗しない作り方手順は、表面を洗った伊勢海老を真っ二つにカットした後、アクを取りながら茹で、好みの具材を入れ、最後に味噌を入れて作る。
- 残った味噌汁は「リゾット」や「カレーうどん」など様々なアレンジが出来る。
- 伊勢海老はどんな味噌でも合うので好みの味噌を使うと良い。
- さばく時に出る黒い汁は体液なので問題無い、茹でているときに濁るときは「砂袋」を取ると良い。
- 伊勢海老の身は色々なアレンジレシピがある。プリっとした身には洋風・和風なんでも合う。
色々アレンジも可能な伊勢海老味噌汁、あなたのお家の味でぜひ作ってみてください!
アレンジの幅が色々とある「伊勢海老」をあなたの大切な人にも贈ってみませんか?